東京に核ミサイル 2013 3 9
2013年3月9日の産経ニュース電子版には、このようなニュースがあります。
北朝鮮の核小型化「日本標的」、「ノドン」に搭載 アメリカ専門家ら見解
【ワシントン】北朝鮮が一連の核実験で目指すとされる、
小型の核弾頭の装着対象は、
アメリカ本土にも届く長距離の大陸間弾道ミサイル(ICBM)ではなく、
日本全土を射程に収める準中距離弾道ミサイル「ノドン」だという結論が、
アメリカ政府内外で定着したことが、8日までに明らかにされた。
(中略)
ノドンは北朝鮮が1990年代から保有する、
準中距離弾道ミサイル(MRBM)で、射程は約1300キロ。
韓国や日本全土、沖縄の米軍基地も射程に収める。
現在は200基ほど保有して日本国内の中枢都市や米軍基地などを標的にするとされる。
(引用、以上)
これを読んで、多くの国民は、
「日本は、ミサイル防衛システムがあるから大丈夫だ」という、
安全神話に頼るかもしれませんが、
ミサイル防衛システムは、技術力の誇示には有効でも、実用性はありません。
最も実用的で、結果的に安上がりな対応策は、
相手国が弾道ミサイルを開発したら、
自分の国も弾道ミサイルを開発することです。
少なくとも巡航ミサイルは配備すべきでしょう。
書名 東京に弾道ミサイル! 核災害で生き残れる人、生き残れない人
著者 高田 純 オークラNEXT新書
「永田町から首都の壊滅を見ることになるとは。
これが1945年以来、平和を希求してきた日本の結末なのか!」
地下鉄の通路を駆け上がって急いで地上へ出た、
政治部記者の平岩は絶句した・・・・・。
国民保護警報が鳴り始めてから、わずか1分後だった。
20キロトンの核ミサイルが、
赤坂にある全日空ホテルの上空600mで爆発したのである。
イージス艦は、20発のミサイル発射を確認。
そのうち、10発が弾道ミサイル。
残り10発のミサイルは、巡航ミサイルで、
日本海に展開していた日米の艦船に向かった。
最高高度300kmから放物線を描いて落下する核弾頭を含む再突入体は、
速度をぐんぐんと増し、音速の8倍となって大気圏に突入してきた。
市谷にいた部隊は、天空から高速で落下してくる10個の再突入体へ向けて、
16発の迎撃ミサイルを、次々に発射した。
しかし、もととも個々の命中率が10%以下と低い上に、
敵の弾道ミサイルが近距離から発射されているために、
迎撃の時間が極端に限られていること、
さらに多数のおとりの再突入体のために、
自衛隊の迎撃は失敗に終わった。
(以上、引用)